あるある吐露

HEAVYZを続けていく為にしている別の仕事がある。
文字通り生活の糧。

この仕事のボスは初めからそんなオレの事情を知っていて、
かれこれもう10年の間、オレのバンド活動に対して、
有形無形、様ざまな形でフォローをし続けてくれている。
バンドのみならず、例えば父親が急死した時も、
母親を今の住まいに呼んだ時も。
オレのバンド活動の事をドサ回りと呼ぶ大阪弁のこのボスは
大げさに言えば第二の父親か。今更気色悪い言い方だけど。

中小といういうより弱小に近いこの会社でオレは、
とあるきっかけから役員を兼務することになり、
少なくともその範疇での責任は果たしたいと思い続けている。
かっこつけて言うと一宿一飯の恩義(の積み重ね)を返す、
といったところである。

しかし今回、どうにも理不尽な事由でこの会社が行き詰った。
60歳を過ぎた代表個人が大きな負債を背負う倒産である。
急降下である。

実は今日も隣席にいるボスと共に、この件の処理について対策を
練っているところだ。因みに彼は無類の小説フリーク、
よく浅田次郎や藤沢周平なんかの話で盛り上がる。

その代表がオレにとって名ばかりのボスであったなら、
またはタダのバイト先であれば、オレは取るもの取って
ゲルニを決め込んでいた(Non Stop宗晃のN.Y日記(c))
のである。沈みかけた船で食うだけ食って逃げるねずみである。

ところでオレの日常は、あくまでHEAVYZ存続が主題であり、
それ以外の事柄については、「どんな状況に追いやられても
音楽活動をストップさせない為の土台、または土台作り」
と考えている。このオレのやり口、口調を批判する人もいる。

しかし、例えば「家族が…」「金が…」「一身上の都合で…」
等々の理由を口にし音楽活動をストップする人たちもいる。

当たり前だが、我々、何が大事かといえば音楽なのである。

その環境のつくり方は100人100色である。
周りに「コレは!」と思う雛形は見つけられなかったので、
まぁとにかく今日まで自己流でやってきた。
多分明日からもそうだ。適当な理由をつけて蓮っ葉な趣味に
なってたまるかってんだコノヤロー!このオレ!

しかし今回の会社の事態においては、第一にボスに対して、
第二に他の従業員に対して全うすべきオレの役割が残る。
会社とか職業の理由からではなく生きた人間関係としてである。

この会社での最後の仕事を真っ当に終えない限り、
オレ自身が先に進めなくなっちゃいそうなのである。
心が折れて全て放棄する事態にもなりかねないのである(笑)

ここ一週間ほどそんなオレの事情でスタジオが止まっている。
メンバーに迷惑をかけているのである。こっちも大きな借りである。
| - | 02:01 PM | comments (207) | trackback (2769)
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