Heart of the Rock

約10年前、オレの昼のボスが持っている別の会社に潜り込んだ。
最初は、音楽を聴き放題のドライバー仕事であった。だから応募した。
ボスが雇ったオトコの社員第一号であった。

その後いろいろあったのだが、ウイリーズアップル(HEAVYZの前のバンド)
に入る事となった時、オレはこの会社を辞める事にした。
その事をボスに告げてから3日後…

ボス 「でこれからキミどうすんねん。バンド一本でいけるんか」

ヨコヤ「いいえ。また日雇いかアルバイトを探そうと思っています。」

ボス 「そしたらキミ、ドサ回りとのやり繰りをボクと相談しながら
    コレせぇへんか。給料はちょっと減るかもしれへんで。どや。」

というやり取りの上、提案されたのが今の会社の設立業務であった。
もちろん判らない事だらけであったが、本当に生きた人間関係を持たせて
もらったボスとの仕事は、精神的に大きな財産となった。
説明がしづらいが、何しろ大切なものをたくさん貰ったのである。
矛盾する様だが、コレのお陰で、音楽、バンドを続けられた部分さえあるのだ。

またもや一気に省いて…、設立後、約2年ほどでオレは元の会社に戻り、
これまた別の業務のコントロールの為に在籍することとなったのだが、
丁度3年前の今頃、再び今の会社の見直しの為に完全移籍となったのだった。

当時、オレなりにHEAVYZに集中する事と、同時にこの会社の建て直し
に貢献することの絵図はある程度描いていたつもりである。
そこには、会社建直しの後の辞職計画も、おぼろげながら織り込んでいた。
勝算は十分ありだった。

ところが移籍直後、この会社の状況を正確に把握しようとした矢先に
父親の急死があり、それに関連した諸々の問題にもがいている内に、
大きく方向を転換せざるを得なくなってしまった。

それでも、移籍してからのこの3年間で、オレなりに自分の犠牲を厭わず、
何とか再建のゴールにたどり着けそうだ、という所まで来ていたのである。
昨年の暮れの話だ。年が明けてからはガンガン攻めていった。
ゴールはすぐソコであった。


同時に録音作業を行ったのが、Heart of the Rock だ。


この会社は実質解散を余儀なくされた。身悶えする様な理不尽な展開で。
がしかし何とか、おかげ様で、最悪の中でも理想的な幕引きの形が見えてきた。

ボスが持つもう一つの会社は守れそうであるし、従業員にも最低限の保証が
出来そうなトコロに漕ぎ着ける事が出来た。まだ次の手はある。


同時にリリースとなったのが、Heart of the Rock なのだ。


たまたまオレは最近、他人様にとってはどーでもよいであろう私事をココで
垂れ流しているけれど、タイラ、サノヴァ、A蔵、ヨシダ、それぞれにも
当然いろいろあるのだ。皆さんにもいろいろあるでしょう。

で、そういういろいろが詰まった Heart of the Rock ですので、
どうか一つ、宜しくお願いしまーす。

末筆ながら。Pappakaにおかれましては即時の励まし、深く感謝!
Heart of the Rock 宜しくお願いしまーす!
| - | 06:11 PM | comments (0) | trackback (32)
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