映画

たまにだが映画館に観に行く。

チケットショップに行くと、ほとんどのタイトルの前売り券を売っているので、思い立った時に出かけて行っても1000円〜1300円くらいで見られる。
という事を友達に教わってから、気が乗っている時は映画のハシゴもする。

で、この前の休日はハシゴした。

一本目は、公開前から興味津々だった「グラントリノ」。


大満足。ご納得のご満悦。


オレはDVDになったらまた観ます。

ヘタに感想を述べるのは野暮っちいので止めるが、その代わり、どこぞの紹介記事風に書いてみる。

観る前に読んでも大丈夫。

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かつてデトロイトの住宅街は、コワルスキ(クリントイーストウッド)のような自動車組立工や、アメリカ自動車産業関係の富裕層の街であった。しかし産業構造が変わり、今ではアジアやメキシコ系の貧困層が流入、治安も悪化。

映画はコワルスキ夫人の葬式から始まり、オールドスクールな人種差別者である白人住人は、もはやコワルスキのみ。息子はTOYOTAのセールスマンとしてまた別の街に家族と暮らす。

息子の家族にも疎ましがられるコワルスキは朝鮮戦争で何人もの敵兵を殺した復員兵であり、その十字架を背負い続けている。今、心の拠り所は所有するフォードグラントリノ。

グラントリノは、ダーティハリー時代のアメ車=アメリカのパワーの象徴。
コワルスキにとって、強きアメリカ男の魂。

かつて自分が組んだそれを完璧に磨き、眺め、一人ビール&ビーフジャーキーで過ごし、自分の領域を侵す隣人はSpook(ロイクー)、Gook(イエロー)と追い払う。

隣にアジア人一家が越して来て憤懣やるかたない彼は、気に入らない事がある度にグルルルルと唸る。

その隣人の内気な息子が、夜中グラントリノを盗もうとガレージに忍び込む。
気付いたコワルスキはライフルをとる。

この出来事が、彼の残りの人生(アメリカの未来の象徴?)において、非常に重要な選択を強いられる事件に繋がっていく・・・・その時、己の過去・現在を未来へどう繋げていくか、コワルスキは考え抜かなければならない。

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でかくて重たいテーマを軽妙に描いてます。劇場でも結構笑い声が湧き上がってました。クリントイーストウッド、ゴイスーです。間違いない1本だと思います。

ちなみにもう一本はスラムドッグ・ミリオネアでした。単純にオモロかった。ナマステ。
| - | 01:51 PM | comments (6) | trackback (0)
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