2009,11,29, Sunday
誤診
前回スタジオで、こんなニュースの話をした。
******
ベルギーの男性Rom Houbenさんは1983年に車の事故に遭いました。
昏睡状態にあると診断されましたが、彼は完全に意識があったのです。
家族や医者が話すこと全てが聞こえていました。
彼は事故に遭って目覚めた時、何かがおかしいと感じました。
「私は叫びました、しかし声になりませんでした」
医者や看護婦が彼に話しかけ、そして希望を捨てるのをじっと聞いていました
彼はずっと夢を見て過ごしました。
神経科医が昏睡していない、ただコミュニケーションを取れないだけだと
気付くまで20年以上も・・(詳細リンク http://10e.org/mt2/archives/200911/240209.php)
******
という事は他でも同様のケースがあるだろうし、近親者が本人の救いを求めて延命装置をはずす・・・本人はそれを一部始終解っている・・・何て事も有り得るわけで・・・
などとつらつら考えていたら、LONG BLACK VEIL という曲を思い出した。
ザ・バンドの1枚目(MusicFromBigPink)でリックダンコが唄う。10代後半にこんな曲聴かされたら、そりゃ嵌るっつーの。嵌ったっつーの。
元々はカントリーミュージシャンのレフティ・フリッツェルという人が50年代末に発表したもの(作者は別)らしいが、ジョニーキャッシュ、デイヴマシューズ、などがカヴァー。ディランも。
オレは出会いのザ・バンドのが一番馴染みが深く、ガースのオルガン、リックのキャラクターありきで、深く深く胸に刺さったままです。もう20年以上入れ込んでいる曲で、あまり大きく取り上げられることもないので、この機会に歌詞を訳してみた。オレなんかが勝手に訳したらバチ当たりなのだが!
♪ロングブラックヴェイル
10年前の凍てつく夜
タウンホールの灯りの下、誰かが殺された。
人影はまばらだったらしいが、それでも居合わせた者は皆、
逃げた男がオレにとてもよく似ていると言う。
裁判官はオレに問う。
「アリバイは」
「もし別の場所にいたと言うのなら死なずに済む」
黙るしかなかった。刑を免れないとしても。
あの日オレは、親友の妻の腕の中だったんだ。
さて、彼女は黒く長いヴェイルを身に纏い丘を歩く。
夜風の泣き叫ぶ中、オレの墓にやって来る。
誰も見ていないし、知る者はない。
ただ一人、オレだけを除いては。
絞首台は高くそびえ立っていた。死の瞬間が迫るその時、
彼女は涙ひとつ見せず、群集の中にいた。
だが、冷たい風がうめく夜に彼女はやって来る。
黒く長いヴェイルを纏い、オレの骨の上で泣き崩れるんだ。
(ヨコヤ)
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ベルギーの男性Rom Houbenさんは1983年に車の事故に遭いました。
昏睡状態にあると診断されましたが、彼は完全に意識があったのです。
家族や医者が話すこと全てが聞こえていました。
彼は事故に遭って目覚めた時、何かがおかしいと感じました。
「私は叫びました、しかし声になりませんでした」
医者や看護婦が彼に話しかけ、そして希望を捨てるのをじっと聞いていました
彼はずっと夢を見て過ごしました。
神経科医が昏睡していない、ただコミュニケーションを取れないだけだと
気付くまで20年以上も・・(詳細リンク http://10e.org/mt2/archives/200911/240209.php)
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という事は他でも同様のケースがあるだろうし、近親者が本人の救いを求めて延命装置をはずす・・・本人はそれを一部始終解っている・・・何て事も有り得るわけで・・・
などとつらつら考えていたら、LONG BLACK VEIL という曲を思い出した。
ザ・バンドの1枚目(MusicFromBigPink)でリックダンコが唄う。10代後半にこんな曲聴かされたら、そりゃ嵌るっつーの。嵌ったっつーの。
元々はカントリーミュージシャンのレフティ・フリッツェルという人が50年代末に発表したもの(作者は別)らしいが、ジョニーキャッシュ、デイヴマシューズ、などがカヴァー。ディランも。
オレは出会いのザ・バンドのが一番馴染みが深く、ガースのオルガン、リックのキャラクターありきで、深く深く胸に刺さったままです。もう20年以上入れ込んでいる曲で、あまり大きく取り上げられることもないので、この機会に歌詞を訳してみた。オレなんかが勝手に訳したらバチ当たりなのだが!
♪ロングブラックヴェイル
10年前の凍てつく夜
タウンホールの灯りの下、誰かが殺された。
人影はまばらだったらしいが、それでも居合わせた者は皆、
逃げた男がオレにとてもよく似ていると言う。
裁判官はオレに問う。
「アリバイは」
「もし別の場所にいたと言うのなら死なずに済む」
黙るしかなかった。刑を免れないとしても。
あの日オレは、親友の妻の腕の中だったんだ。
さて、彼女は黒く長いヴェイルを身に纏い丘を歩く。
夜風の泣き叫ぶ中、オレの墓にやって来る。
誰も見ていないし、知る者はない。
ただ一人、オレだけを除いては。
絞首台は高くそびえ立っていた。死の瞬間が迫るその時、
彼女は涙ひとつ見せず、群集の中にいた。
だが、冷たい風がうめく夜に彼女はやって来る。
黒く長いヴェイルを纏い、オレの骨の上で泣き崩れるんだ。
(ヨコヤ)
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