〜「PAST MASTERS VOLUME ONE」に収録。
元はビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスに
提供した曲(63年7月)。
ジョンが15〜16歳の時に書いたものが原型という
事らしい。
64年、The Beatlesは「A Hard Day's Night」
セッション中に、セルフカヴァーとして録音し、
4曲入りEP(「Long Tall Sally」)でリリースされた。

ああ、ビートルズ。
今回思いついたきっかけは、
90年のジョンレノントリビュートにフィルム出演した
リンゴによるセルフカヴァーなのだけれど。

とは言え、ビートルズ、カヴァーしてしまった。
本来マジメなボクにとって、
アンタッチャブルの最高峰にも関わらず。

今更言うまでもなく、
The Beatlesというグループとその作品群が
持つ質量は、あまりにも重く大きい。

自己表現の為に、
無邪気に引用して発表するのは各々の勝手だが、
そのほとんどは、そ
の質量にあっけなく押しつぶされて、
ペチャンコのペラペラである。

オレはそう思う。

敢えて言う。
だから、我々のも当然ペラペラかもしれない。

でも、もう一つ言わせて貰う。
それでも演った理由を。
聴いて欲しい理由を。
開き直った理由を。

それはタイラの表現した詩、
そしてそれを唄で表現する
サノヴァビッチを聴いて欲しいからなのだ。

そう、
へヴィーズの録音物では初、
オン ヴォーカル、
サノヴァビッチ ダブル!!
で放ちます。

今回は作詞・エンジニア・ミックスと、
終始裏方に徹した
タイラのリズムギター(右Ch)
まで余さず受け止めてください。

ああ、覆水盆に帰らず。
元々帰るとこなんて無いけど。

意味ちがうけど。


by へヴィーズ/ヨコヤ