ストロベリーフィールズフォーエヴァー

共にあの時代です。

ザ・ビートルズが1967年にシングルレコードで発表した曲。サージェントペパーのセッションで最初に着手された曲だそうです。

ガキの頃、最初に聴いた時、とても不気味に感じた。

ジョンの声は変だし、
ストリングスの感じもおどろおどろしいし。

そんでも何だかとてもひっかかる、不思議な曲だった。

後年、大人になってノーマルスピードのこの曲をブートレグで聴いて、そのあまりにもな違いに愕然とした。
自分がバンドを組んで何かカヴァーをしようとする時、ビートルズは考えなかった。

考えられなかった・・・

無理だと思い込んでた!

ある時、思い切ってこの曲を演ってみたら、それなりに出来てしまった。

それなりにだけれど。

連中のカヴァーを録音する時には、様々な困難を乗り越える覚悟と、開き直る勇気が求められる事を御理解いただけるだろうか。

ヨコヤとサノヴァビッチはそれをやり遂げてくれた。
素晴らしい。

特にヘヴィーズ版アレンジの殆ど全てをヨコヤが行った事を記しておきたい。
A蔵の映像も素晴らしい、いや、ゴイスーである。

47歳になって、この曲を演奏し、録音し、発表するという事は、一体どういう事なのか。
自分の為のセラピーである事に疑いの余地はない。
20年も前に作った替え歌でも。
自分でやった事なのに、何だか厳粛な気分にさせられる、この曲は一体、何なんだろう。

そうして、今、ヘヴィーズはアイアムザウォルラスに着手している。
その後はZZトップである。


もうどうにでもなれ、と思っている。



2012.12.31 by タイラ