'73年発表のポールマッカートニー&ウィングスとしては3枚目、ビートルズ脱退以降のポールとしては5枚目になるアルバムの表題曲。

幻となったポール初来日はウィングスとしてだった。

オレもチケットを持ってた。

あれから幾年月、初めて生で見たポールには狂喜した。
ラッキーな事に、バイト先のエムザ有明と言うコンサートホールでのリハーサルや記者会見まで見れた。
 
  そこの通路でポールに肩を叩かれた。

 震えた。

 硬直した。

 何かが出そうになった。

それはそれは憧れを初めて生で見るんだから最高だった。
でも、でもその当時、ビートルズの曲をどんどん演り始めていた時期で、ウィングスのレパートリーをあまり演ってくれなくなっていて、それが少し残念だった。
この曲やジェット、ヴィーナス&マーズ、ロックショウ、ポールには名曲だらけなのでしょーがないっちゃしょーがないか、なんて変に納得しようとしていた。 が、
今のポールバンドになってから、ウィングスの曲も結構演るようになってとても嬉しかった。
特にDVD”インレッドスクエア”を観て、その内容とバンドのラウドな感じに圧倒された。
ヘヴィーズの連中もこのDVDは大好きで、そこから特にサノヴァビッチがこの曲を演ろうと言い出し、即決したのでした。
ポールの曲なら何だって演りたい。
何ならファーストから順番に全部演り倒してみたい。
しかし、まずはこのバンドオンザラン。
ヘヴィーズの演奏でお楽しみください。

文:タイラ