ヘヴィーズ概論:1

ヘヴィーズは、ウィリーズアップルと言うバンドの崩壊によってもたらされたもの。メンバーのうち、ベースとドラムが脱退を表明し、残ったメンバーがヘヴィーズになった。
サノヴァビッチは20歳前後の時、オレの小学校以来のツレとニューヨークでつるんでいたらしい。不法滞在で退去命令を喰らいつつ、いろんなものに酩酊しつつ帰った日本は東京の高円寺だか阿佐ヶ谷だかで初めて会った。リーゼント風の頭で似合ってなかった。ヘタなドラマーだった。その頃、オレは確か、決まったバンドを持っておらず、”タイラーズ”とか何とか適当に友人を集めて演奏していた。サノヴァビッチが結婚パーティーをやるのでタイラにはドゥービーブラザーズのロングトレインランニングを唄ってくれと言うので、練習してたらハープソロがあったもんで試してみたらそれまで出来なかったベンドとかが出来たりなんかしてハープを覚えるきっかけになったりした。そのパーティーのオープニングはニールヤングのシナモンガールだった。
オレはウィリーズを組んでしばらくして、サノヴァビッチにバンドへの参加を打診。抵抗勢力も大いに存在したが無視。まずはパーカッショニストとして、その後ハープ担当として。
ヘヴィーズとして活動を始めた当初もハープでブイブイ言わしてたサノヴァビッチだが、2007年初頭のクーデターに我慢ならずドラム復帰を決意。十何年かぶりにスティックを振っている現在である。
サノヴァビッチこそロックである。ロックそのものである。体現してるんである。いい加減である。危ういんである。不幸である。自分の信じる正義に忠実である。”オレは悪くない”と言い張る。で、みんなに愛される。本人が愛されたいと欲する対象以外から。学ぶべき事は多い、今もなお。
ヘヴィーズは彼なくしては為しえない。彼がヘヴィーズを為し、ヘヴィーズたらしめている。
馬鹿だけど。馬鹿だから。
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