ホテルカリフォルニア

以前書いたBS-TBSの番組「Song to Soul」の再放送を観た話。前半はまぁまぁだったけど、中盤から一人盛り上がっちゃった。尚この回では、最近のドンフェルダー、ランディマイズナー、プロデューサー兼エンジニアのビルシムジクのインタビューが軸となっていた。シムジクが直接語る製作現場は「へぇ」モンだった。フェルダーの凄さについて最低限説明できていた。マイズナーのショットには敬意があった。かな?


で。
知っている人も多いと思うが、94年の再結成の大成功後「Eagles.ltd」を主催、立ち上げたドンヘンリーとグレンフライは、その後フェルダーを解雇している。

===以下、引用===

訴えによるとFelderは、Eaglesの大部分の曲を書いている2人を権威の乱用と不正解雇で非難し、彼がバンドに在籍していたときのEagles Ltd.による印税、ツアー収入、商品収入を含むすべての処置に対する釈明と会社側の精算を求めている。
尚、訴訟では次のような声明が出されている。「各メンバーがEagles Ltd.の3分の1を所有しているにもかかわらず、HenleyとFreyは一貫してFelderを従属的に扱い、彼の権利を完全に無視した」

==========

日本の番組でブッキング可能だったのが前途の3人だった、であろうコトは想像に難くない。制作側にも何の意図・主張も無いハズ(もちろん番組で、その話題に触れるワケはない。趣旨からも外れるし)。こういった話は、ビックネームには珍しくないし、当然、当事者にしか解らない事。コッチとしても何か強い主張や、まして、どちらかに対し怒りの感情があるワケじゃない。ただ、酒呑みながら今の彼らの話を聞いていると、そりゃ自然といろいろ考えちゃうのも事実。観終わった後、制作側は裏テーマとして言いたい事があったのでは、と勘ぐってしまった。ちっ、オレこの番組にまんまとハマってるな。

ところで今のイーグルスは実質「ドンヘンリー&グレンフライwithジョーウォルシュ+ティモシーBシュミット」という形態だそうだ。ああ、ウォルシュって、ウォルシュなんだよなぁ。

ジョーウォルシュが大好きです。特に演奏映像を見るたび、ジョーウォルシュへの憧憬は募る一方であります。ドンフェルダーとの演奏シーンは過去何回観てもヤラれますね。マジカルですね。
| - | 08:59 PM | comments (4) | trackback (0)

ザーァガザッ

ブッカーT&ザMGズの、去年だか一昨年、ニューヨークにあるB.B.キングブルースクラブで演ったライヴが楽しかった。この後ブルーノート東京での公演があったので、多分プロモーションを兼ねて日本人クルーが作った番組(「MusicAir(スカパー)」ch)の録画。カズオさんから借りて観ました。

構成としてはBBキングブルースクラブという店(ロケーションや料理など)の紹介を枕に、この日の演奏と「ブッカーT&ザ・MGズをめぐる7つのキーワード」という簡素なドキュメンタリー?を織り交ぜながら、という進行。

演奏面では、クロッパーが自らリクエストした曲つなぎのドラムをすっ飛ばしてギター弾いちゃったり、ダックダンが(多分酔っ払って)ヨレてたり、とこれはこれでリアル&楽しい映像で、なんつーか、観ながらニヤニヤニヤニヤしてしまった。ブッカーTはいつも大人で、正確で、とにかくクール。ま、MGズがMGズの曲を演奏する映像はあまり見られないので、それだけでも充分OKなんですが。(YOU TUBE では当時のGREENONIONSの演奏があります。アルジャクスン!好きな人はどうぞ。)

オレがMGズを好きになったのは、まずブッカーT&ザ・MGズそのものからでした(モッズきっかけでも、スタックスのハウスバンドだから、ということでもなかったという意味)。中2の頃、良く聴いてたあるFM番組のエンディングテーマとして流れていた「Time is Tight」という曲がもう大好きで大好きで。向かい風の中を力強く進んで行く感じ。続いてグリーンオニオンズ、オーティス、モッズカルチャー、でまたスタックス。今思えばMGズから「レーベル」「ハウスバンド」という「事実」を教わり、同時にその土地を意識するようになったんだよな。その後ナッシュビルやマッスルショールズとういう事について知り。アメリカの「南部」とか「中西部」「西部」「東部」とかいうことが、キラキラしたキーワードとなっていった。大げさに言えば「ソウル」「ブルース」「カントリー」「ファンク」「フォーク」等のジャンルを表す言葉とはまた別の羅針盤になったのよね。勿論両者はある意味「同義」だと、後に知るワケだけれど、子供のオレにとっては大発見だった。例えば20歳くらいまで何となく手繰っていたロックのうち、アメリカンなものならば、レオンラッセルや、オールマンや、ドクタージョンや、JJケイルや、ミーターズや、リトルフィートや、ザバーズや、レイナードや、イーグルスや、ライクーダーや、ドゥービーや、スタッフや、ジョンハイアットや・・・・終わりたく無いけど終えないと困るので省略・・・ザバンドやトムぺティやなんかは、そういう扉の向こうにあったんだと思う。あれ?MGズとの出会いって、オレにとってこんなに重要な出来事だったのね。やっと気付いた。MGズさん、今頃になってすみません。本当にありがとう。当時のFM番組ありがとう。カズオさんありがとう。

中坊の頃過ごした田舎ではMGズのレコードなんかドコ探しても無くて、ラジオでMGズやスタックスの特集があるのを見つけてはテープにダビングして自己編集してました。

因みに番組での「ブッカーT&ザ・MGズをめぐる7つのキーワード」は、

1 STAX RECORDS(レーベルの紹介)
2 GREEN ONIONS(単独デビューアルバムについて) 
3 NEIGHBORHOOD(スタジオのロケーションと当時の風景)
4 SOUTHERN FRIED CHICKEN(ソウルフードとは)
5 OTIS REDDING(オーティス!)
6 LORRAINE MOTEL(キングJr.牧師暗殺事件の背景)
7 THE BLUES BROTHERS(ブルースブラザーズ!)

と、ある年代以上(ブルーノート東京に気軽に行けるような?)向けのお手軽な内容でしたが。
そういえば「モッズ」については、2「GREEN ONIONS」のところでも触れていなかったな。

ところで5〜6年ほど前、忌野さんが「クロッパーさんの魅力はどんなところですか?」という問いかけに、「・・・こう、ギターが、ザーァガザッっていう・・」と答えてらっしゃいました。

これ、おこがましい様ですけれども、中2の頃からオレが友達に話していたクロッパーをあらわす擬音と全く同じでとても嬉しかった。たまたまの偶然だけど。ザーァガザッ! 
| - | 03:30 PM | comments (9) | trackback (0)

流行り

1、ウスターソース

何の前触れも無くウスターソースの流行りがやってきまして、毎晩、何しろウスターを食いたくて酒のあてを選んでおります。もはや自分がレバカツ状態です。
もともと何でも「醤油でゴー」という育ちで、10代までは吉牛にも醤油オンしてたくらい、ソースにそんなに注目した記憶もなく、中でもウスターソースを自分で買ったことなど一回も無し。それが、こんなにもウスターソースに惹かれる日々が訪れるなんて。恋ってこんな風に始まるものなのかしら?皆さんちのソースはウスターですか、中濃・とんかつですか。関西関東はあんまり関係なさそうに思うけど、どうなんだろ。


2、一味唐辛子

唐辛子は年がら年中好きだけど、近所で「一味」と「七味フィーチャリングゆず」を1本70円売りしてたので、2本まとめ買いし、10:0から0:10まで好きに振ってます。地味に楽しい。ウスターのコショウ的スパイシーの対抗馬としてバッチリです。


3、へヴィーズインカヴァーズ

誓ってナルシスト感からではなく、時々へヴィーズのカヴァー「アキレスラストスタンド」〜「エイトマイルズハイ」までを、通して聴くのが楽しいス。手前ミソになっちゃぁイカンのですが、なかなかイイんです。つのも、元々どれも名曲、自分達で選って演っている位なので、馴染みの深いものばかり。そのせいか「カヴァーアルバム」をかけているというより、どこか「お気に入りのラジオ(局)」を聴いている雰囲気に近くなります。「チャンネルへヴィーズ」といったトコロか。皆さんには、元曲と並べて聴きタイラ詩に想いを馳せて頂くのもイイかもしんない。これからの季節、ドライブや行楽のお供に是非どうぞ。なんと夏休み前には、DJサノヴァによるトークを追加収録した限定企画盤が出るとか出ないとか(「Same Old Heavyz/Live at SBS・サノヴァビッチショー(仮)」)。 スネークマンショーもいいな!

最近カヴァー曲への反応が薄いのでちょっと心配していますが、我々は早くも次作に取り掛かってます。まだタイトルは言えないけれど。どうぞ宜しく。
| - | 02:29 PM | comments (3) | trackback (0)
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