2008,07,04, Friday
大事なこと
今回の録音の大きなキモのひとつは、本人曰くたぶんおおよそ１５年ぶり位にドラムスを演奏する事になったサノヴァビッチである。それまでの約半年間、ライヴでこそ叩いてはいたが、録音となるとこれまた話は全然違ってくる。率直に言おう、彼は本番に強い。否、本番しかちゃんと演らない。テクニックや引き出しではなく、気分で叩くのだ。ノレばノル、ノレなきゃノラない、おお、何て当たり前なヤツ。そして今迄、パーカッションやハープを担当しつつ、バンドの内側ではあるが、アウトサイダーな視線でバンドを見続けてもいた結果が今回の演奏にも生きているであろう事は確かだ。そのサノヴァビッチが一番ナーヴァスになったのがこの曲の録音。とてもうまく行ったとオレは思っています。
2008,06,27, Friday
太陽を待ちながら
Heart of the Rockのセッションで最初に録音した曲です。まだレコーダーの使い方も満足に理解しないまま、おりゃーっと始まりました。今回の録音では、オレはベーシックでは昔からの相棒であるギブソンを使ったのですが、オーーヴァーダビングでは昨年、友人がタダでくれたブライアンっつーギターでほとんど演っています。ブライアン。その氏素性、その他の情報も一切知りません。しかしブライアン。気に入ったものはしようがありません。この曲のギターソロで初めて録音に使って、その実力に感服したのでした。ブライアン。ブライアン。今日も君の名を呼ぶよ、ああ、ブライアン。
2008,06,19, Thursday
もう今はそーなのか！
もうこの何年、音楽誌で購入して読むのはレコードコレクターズオンリーですんですが、その最新号の特集がビートルズだったのでそりゃー買っちゃいました。巻頭の広告ページを流し読みしていたら、以前から欲しかったビートルズのPV集DVDが西新宿で販売されてる事に愕然とし、その場で電話でリサーチかけーの、本日購入して参りました。そのブツは予想を上回るええ出来でありまして、いやいやそれよりもそのお店に驚きました。もともとブートレッグ方面にはあまり興味はない方でしたが、そこにはあんなのもこんなのも、そんなものまで、つーくらいブツがCDもDVDもあって、ああ、こら麻薬ですわ麻薬、とひとりごちたオレです。前からそーだったのかも知れませんが、世の中エライ事になっとるようですね。手に入らないもんもまだあるんでしょうが。オレなんかはビートルズのストロベリーフィールズのアウトテイク聴いただけで意識を失いました、昔、ええ。ヨコヤからまわってきたトムペティーも最高やったし、サノヴァからまわってきたタイマーズとかジュリーも最高やった。ああ、嬉しい！けど何か、ね。
2008,06,15, Sunday
簡単なこと
Heart of the Rock ８曲目として新に追加発表された曲です。
生きるだの死ぬだの、どーかなーなんつって思っていました。曲も地味やしアイディアもないし。そしたらサノヴァとヨコヤが”こら演らなあかん、あかんで”つーもんで任せてみたら、ヤツラええ演奏しくさって、オレもヤル気になりました。
ドラムスが鳴り、ベースが歌い、ヨコヤのスライドギターが泣いています。オレは多重ヴォイスで対抗しました。
photoコーナーの更新部分もよろしく！
生きるだの死ぬだの、どーかなーなんつって思っていました。曲も地味やしアイディアもないし。そしたらサノヴァとヨコヤが”こら演らなあかん、あかんで”つーもんで任せてみたら、ヤツラええ演奏しくさって、オレもヤル気になりました。
ドラムスが鳴り、ベースが歌い、ヨコヤのスライドギターが泣いています。オレは多重ヴォイスで対抗しました。
photoコーナーの更新部分もよろしく！
2008,06,09, Monday
Crucify
こないだ”ビートルズ作品読解ガイド”という本を読んで、なるほど！と思いました。その本は我が日本に於ける、主に歌詞の面からビートルズを捉えなおそうとする、つーか今までの誤訳、発表されてる歌詞と実際にビートルズが歌っている言葉との距離についての本でした。うーむ、これは今迄なかなかありそでなかった本であります。内容は素晴らしいんです。これは後編で、前編もあるらしいので急いで買います。そこでも取り上げられている”ジョンとヨーコのバラッド”から英単語”Crucify”を頂いて出来た曲です。ヨコヤのベースが歌っていて、そーするとサノヴァビッチのドラムスも歌い、ヴォーカルは歌わなくて済むという、エコなロックに仕上がっております。
＊Crucify〜.を十字架につける、はりつけにする、.を責め苦しめる、.を迫害する、（情欲を）抑制する
＊Crucify〜.を十字架につける、はりつけにする、.を責め苦しめる、.を迫害する、（情欲を）抑制する
